| 地震による被災を体験された方の話を聞く機会があったので、まとめておきました。 |
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| Aさんは、神戸で地震に遭われたそうですが、事前に何か備えていらっしゃったのですか? |
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| 偶然、10日ぐらい前に、新聞記事に地震のことがでていたんだ。どこかの大学教授が、 |
| 地震が起こるかもしれないと警告していた。それで燃えやすいものや割れやすいものを |
| 処分した。 |
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| 防災グッズや耐震グッズを購入されたわけですか? |
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| 防災用品は当時も売っていたが、耐震グッズがマスコミや雑誌に登場するのは、その後だ。 |
| 阪神・淡路大震災の後から、たくさんの地震対策本が出始めた。だから、地震に備えて、 |
| どんなものを買っておけばいいかなんていうのは、あまりピンとこなかったね。 |
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| でも、備えたおかげで、助かったと言えるのではないですか? |
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| 正直、分からない。あれが、「備え」と言えるのか……。やらないより、やっただけの価値は |
| あったと思うが。まさか地震が本当に起こるとは思っていなかったからな。 |
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| どんなものを購入されたのですか? |
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| 保存食と、とにかく水を買った。飲料水は、たくさんあるにこしたことはない。水不足は毎年、 |
| どこかで起こっているようなものだったから、ペットボトルをとにかく用意した。賞味期限とか |
| 数年間の保存のきく飲料水とかいう発想は、まるでなかった。いつ起こるとも知れない地震 |
| に、コンビニのペットボトルがあんなに役立つとは思わなかった。 |
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| 半月とたたないうちに、起こりましたからね。 |
| 地震が起こったときは、どのように避難したのですか? |
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| 起こったときは動けなかった。机の下へもぐれといわれているが、それは移動できるくらい |
| の地震で、はじめて可能なことだ。テレビが飛んだ、タンスが走った、天上で頭を打ったと |
| 言われているなかで、まともに動くことなどできるわけがない。 |
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| それに部屋の中に余計なものを置かないほうがいい。特に寝室。無防備になる。 |
| タンスを置いているなら倒れないようにしなければならないし、照明が割れないか、落ちて |
| こないか、あらかじめ対処しておくことだ。 |
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| とにかく、平時に言われている甘っちょろい言葉は、イザというとき、役に立たないことが |
| 多い。気を悪くしないでもらいたいが、こうやって、口頭で伝えても、本当に伝わるか疑問 |
| だ。「困ったときはお互いさま。みんなで助け合って……」、なんて言葉は、何の役にもたた |
| ない。言っていることは正しいし、日がたてば、そんな方向へ収束していくが、人間の醜い |
| 部分がこういうときに噴きだしてくる。だから、基本的に他人に頼ろうとしてはいけないんだ。 |
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| 手を貸そうとしてくれた人が、力はひ弱で、しかも方向音痴だったということすらあった。 |
| 親切心だけでは力にならないことを覚えておいてほしいものだ。 |
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